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2011年8月3日水曜日

カッコーの巣の上で

久々に家で映画観ました。
感想かきたい映画、まだまだ溜まってるし一回で収まらないのが難点w
今日は取りあえず記憶が新しいうちに「カッコーの巣の上で」をレビューします



ずっと家にあったのに何で今まで観なかったんだろう、といまさら思ったw
(まずなんで今日この映画を見ようと思ったかというと「丁度親が夜いないので映画でも観ようと思ったら何も借りて来てない」状態だったので母がススメてきたのです。)

まあそんな事は置いといて、とにかくいい映画でした。
今二回目みてる
特に最後のシーンは悲しさと喜びと希望といろいろ入り交じった涙が出ましたよ。
一回最後までみると「あぁあのシーンってこの最後に持ってく為の伏線か!」 とか
「今思うとあのシーンの表情あんなんだったな」などなど。
表情が凄く繊細に捉えられてて二周目以降内面まで汲み取れるし
どの登場人物に重点を置いて観るかによって又考える事も変わる。
というのも、原作はチーフが主人公だし、看護婦長視点で見るとまた彼女に対するイメージが変わる、
この映画でどっかのレビューでがフーコーの話を持って来てる人が居たけど
凄くそれは分かる、
精神病棟の時点で「狂気の歴史」「監獄の誕生」を連想させられた。
最近軽く読んだ「狂気の歴史」だと歴史の流れの上で狂気という概念そのものがどのように変わって来たのか述べてた気がする
自由(中世)→拘束→治療(イマココ) とか、そんなん
事情が違うけどこの3つが上手く盛り込まれてると思ったのは気のせいかな
 「監視と犯罪」から精神病棟
(でもここにいる人達は「望んでそこにいる」 から事情がまた違うんだけどなー) のなかの「規律」の名の下にある権力の事が読み取れますね
でもこっちは殆ど読んでないからレビューに説得力皆無

それと最終的に「解放」に突き進むチーフの姿にもいろんな要素が組み込まれてて衝撃だったな。
ただ病院から出るのが解放される事ではなくってマクマーフィーがあの状態で病院を出ても
それは全く心が解放されないということをチーフは分かったんだと思う。
チーフが行った解放は一見とても悲しいけれどマクマーフィーにとってそれはとても望んでた事だと思った。
↑とまあチーフの「行こう」の一言が様々な事をイトウに考えさせたのですwww


百聞は一見にしかず、観てない人は観るべきで観たらもう一回観ませう。

自由→拘束→治療って言ったど最終的に自由の段階になったエンディングの後繰り替えされるのでは…いやいや

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